2016年2月15日(日本時間:2月16日)に開催された〈第58回グラミー賞〉で最優秀ラップ・アルバムをはじめ5冠を達成した
ケンドリック・ラマー。授賞式では背後で燃える炎にも負けない、圧巻のライヴを披露しました。最優秀ラップ・アルバムを受賞した
『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』は、人種差別や黒人文化に言及した社会的なメッセージが含まれた一枚です。
『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』の1曲目に収録されているのが、
ジョージ・クリントンと
サンダーキャットをフィーチャリングした「WESLEY'S THEORY」。この曲の冒頭に引用されている曲は、1974年に発表された映画『エヴリ・ニガ・イズ・ア・スター』の同名
サウンドトラックのタイトル曲「エヴリ・ニガ・イズ・ア・スター」です。ヴォーカルを担当しているのは
ボリス・ガーディナー。ボリス・ガーディナーはジャマイカを代表するベーシストの一人で、
リー・ペリーが率いた
ジ・アップセッターズにも参加していました。いわゆるダヴィなベースも弾ける一方、歌心あるベースも弾ける剛柔自由自在なベーシストです。「エヴリ・ニガ・イズ・ア・スター」ではメロウでスムースなベースと、甘い歌声を披露しています。
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