5月26日は、太陽と地球と月が一直線に並び、満月が地球の影に完全に覆われる“皆既月食”と、1年で最も月が地球に近づき、最も大きく満月が見えるという“スーパームーン”が重なり、大きな話題となりました。主に北海道や東北、小笠原諸島などで観測されたようです。
“月”は歌には欠かせないテーマとして、『万葉集』や『古今和歌集』をはじめ、古くから数限りなく歌われてきました。それはポップスの世になっても変わりなく、数多の名曲も生んでいますが、今回は“スーパームーン”の話題にあやかって、「月食」や「スーパームーン」というタイトルの曲名に絞って、一部を紹介したいと思います。
“月光”はあっても「月食」は多くないのではないかと予想したのですが、思いのほかありました。そのものズバリ「月食」というタイトルの楽曲を持つのは、
藤巻亮太が2012年にリリースした両A面シングル「
月食 / Beautiful day」の表題曲「月食」をはじめ、
クラムボン、
小谷美紗子、
MERRY、
ほぼ日P、
ピコ、
千晴、
MEJIBRAYなどが挙げられます。
miwaはサブタイトルがついた「
月食 〜winter moon〜」を、ラッパーの
DABOは「月食(EDEN)」、
たまはユニークなタイトルの「月食仮面」をそれぞれ発表しています。
一方、「スーパームーン」とタイトルに名付けた曲として、
KANA-BOONの2017年リリースのシングル「
Fighter」のカップリング曲「スーパームーン」や、
HIROOMI TOSAKAの2019年リリースのシングル「
SUPERMOON」(写真)をはじめ、
崎谷健次郎「SUPER MOON」、
藤田麻衣子「SUPERMOON」、
+α/あるふぁきゅん。「SuperMoon」、
小沼ようすけ「SUPER MOON」などがあります。
上記以外にもさまざまなアーティストが“月食”“スーパームーン”の名がついた楽曲を発表しており、自分の好きな「月食」「スーパームーン」曲を見つけて聴きながら、天体観測ショーを体感するのも面白いかもしれません。
ちなみに、国内で観測可能な次の皆既月食は来年(2022年)の11月8日、スーパームーンの皆既月食が見られるのは、12年後の2033年10月8日となります。それまでに新たな「月食」「スーパームーン」がどのくらい誕生するのかにも注目したいところです。
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