8月8日は、漢字の“八”が髭の形に似ているということから、1978年より“ヒゲの日”と制定されています。そこで、日本の音楽シーンで“ヒゲ”の名がついているアーティストについて、いくつか挙げていきたいと思います。
まずは、“ヒゲ”ネームのなかでも最も知られてると思われる、“ヒゲダン”の愛称で知られている
Official髭男dismでしょう。2ndシングル「
Pretender」でブレイクして以来、「
宿命」「
I LOVE...」と次々とヒットを飛ばし、2019年、2020年にはNHK『紅白歌合戦』に出場するなど、一躍ポップ・シーンの人気バンドとして名を馳せています。Official髭男dismは、6月にアニメ『
SPY×FAMILY』のオープニング主題歌「ミックスナッツ」や映画『
コンフィデンスマンJP 英雄編』の「Anarchy」などを収録したEP『
ミックスナッツEP』(写真)をリリースしています。
続いては、ずばりそのまま“
髭(Hige)”。須藤寿、宮川トモユキ、斉藤祐樹、佐藤“コテイスイ”康一の4名からなるロック・バンドで、2005年にメジャー・デビュー。結成当初より精力的なライヴを行ない、2021年の『
HiGNOTIQE』まで15枚のオリジナル・フルアルバムを発表。「ロックンロールと五人の囚人」「ボニー&クライド」「ドーナツに死す」「D.I.Y.H.i.G.E」など多くの人気曲で親しまれています。
インターネットを中心に“ピコピコ系ミュージシャン”として活動しているのが、
ヒゲドライバー。当初はチップ・チューン作品が主流でしたが、それ以外の楽曲も制作するようになり、多くのゲームやアニメ楽曲を発表するほか、自身がシンゴ名義でヴォーカル&ギターを担当するバンド“ヒゲドライVAN” としても活動。2020年には活動15周年を記念したアニメ・ベスト・アルバム『
ひげこれ!〜HIGE DRIVER in KADOKAWA ANISON』をリリースしています。
“刀ミュ”として知られて高い人気を博している2.5次元ミュージカル『刀剣乱舞』にも“ヒゲ”が存在。
三浦宏規演じる髭切と
高野洸演じる膝丸による“
刀剣男士 髭切膝丸”がそれで、2021年にCD「
ミュージカル「刀剣乱舞」〜静寂の闘志」をリリースしています。
そのほか、札幌を拠点とするルードボーイ・スカ・バンドの“
髭楽団”、音楽家 / 俳優などで活動する
岸野雄一と映画音楽を中心とした作・編曲家の
ゲイリー芦屋、映像作家のALiからなる映像音楽ユニット“
ヒゲの未亡人”、パンクロック・バンドの
フリクションのドラマーとして活動した“
チコ・ヒゲ”も“ヒゲネーム”アーティストといえるでしょうか。
“貴族と執事”という設定のもと、ワイングラスを掲げて「ルネッサーンス!」「○○やないか〜い!」というフレーズで人気のお笑いコンビ“
髭男爵”もヒゲネーム。髭男爵としてのオリジナル音楽作品は出していませんが、アニメ『
天体戦士サンレッド』関連曲を集めたCDアルバム『
「天体戦士サンレッド」〜溝ノ口豪華絢爛歌謡祭』にて、ヴァンプ将軍を演じている
山田ルイ53世が「われらフロシャイム川崎支部」を歌っています。
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