阿佐ヶ谷姉妹風のピンクのドレスをまとった女性2人が踊りながら歌う姿を、懐かしいレトロタッチのアニメで描いた、“そんなときには、ハイ!救心”という昭和歌謡チックなコーラスも印象的な「救心」のTV-CM「そんな時には」篇。
このCMソングを歌っているのは、
稲村なおこと
渡辺かおりです。ともにNHK教育テレビ(現NHK Eテレ)で1974年から96年まで放送されていた音楽教育番組『ワンツー・どん』にレギュラー出演していました。稲村は国立音楽大学を卒業後『ワンツー・どん』の7代目“歌のおねえさん”として活躍。その後、童謡・唱歌を中心にファミリーコンサート、絵本の読み聞かせ、講師などを意欲的に展開。自身がリーダーを務めるユニット“Irish”としても活動しています。渡辺は武蔵野音楽大学在学中に『ワンツー・どん』の9代目“歌のおねえさん”として出演。稲村同様に童謡・唱歌を中心にレコーディングやコンサートに数多く参加するほか、『
いつまでも』(写真)をはじめ『
ありがとう』『あじさい』『奇跡』と4枚の童謡ソロ・アルバムを発表。大学の非常勤講師など後進を育てることにも尽力しています。
CMソングは、救心製薬の取締役の西山謹司が丘きんじの名で作詞し、
小林亜星が作曲を担当。丘きんじの父は、「
高原列車は行く」「高校三年生」などのヒット曲や「ハクション大魔王の歌」「みなしごハッチ」などのアニメ・ソングを手掛けた、作詞家の
丘灯至夫です。
同CMシリーズは、以前に実写版も作られていて、映画『
カメラを止めるな!』の主題歌「Keep Rolling」の歌唱でも知られるほか、落語家の桂米八を父にもち、桂喬香の高座名でも活動する女優の
山本真由美と、ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズのパンネロの声や、主演した短編映画『コロナになりました。』で主演女優賞をはじめとする多くの賞を獲得した女優の小澤真利奈が、ピンクのドレスを着て踊りながら歌っています。振り付けは
ラッキー池田で、その時の振り付けが、アニメ版のTV-CMにも取り入れられています。
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