連日熱戦が繰り広げられている、野球の世界一を決める第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。
大谷翔平、
ダルビッシュ有、
村上宗隆をはじめ史上最強との呼び声高い“侍ジャパン”は1次ラウンドで全勝し、準々決勝でイタリアと対戦することとなりました。その注目度は非常に高く、3月10日の日本対韓国戦の平均世帯視聴率が44・4%、11日の日本対チェコ戦が43.1%、12日の日本対オーストラリア戦が43.2%と、日本戦の中継は4夜連続で軒並み高視聴率をたたき出しています。
さて、WBCの視聴率で歴代1位(それまでの1位は2006年の日本対キューバとの決勝戦の43.4%)となった10日の日韓戦をオンエアしたTBS系『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC』の中継にて流れている楽曲は、米ロック・バンド、
ジャーニー(Journey)の「セパレイト・ウェイズ」(「Separate Ways(Worlds Apart)」です。
「セパレイト・ウェイズ」は1983年にシングル・リリースされ、最高全米8位、年間38位を記録。同曲収録のアルバム『
フロンティアーズ』(写真)は全米2位、全英6位、日本でも26位と世界的なヒットとなりました。TBS系では、2009年より侍ジャパンの試合中継のテーマ曲として起用し、2017年のワールド・ベースボール・クラシックや侍ジャパンの強化試合でも印象を残しました。
ちなみに、勇ましく奮い立つようなイメージの楽曲ですが、実は、タイトルからも分かる通り「別々の道を歩むことになったけど、真実の愛はあなたを裏切らない。私がずっとあなたを愛しているのは知ってるよね」という別れのラヴ・ソング。あきらめきれない男の嘆きを歌っていて、勇ましく戦いに挑む侍ジャパンのイメージとは対照的な詞世界となっています。
「セパレイト・ウェイズ」はアルバム『フロンティアーズ』のほかベスト・アルバム『
グレイテスト・ヒッツ』などでも聴くことができます。
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