コスプレなどで着飾った友人・知人たちがTVの前に揃って野球観戦。白熱のシーンが展開されるなか、真ん中に座った女性だけが「プリングルズ」を食べた瞬間、周りの熱狂や興奮をよそに、その美味さに浸ってしまい、肝心のシーンを見逃す……というストーリーで描かれた「プリングルズ」のCM「夢中になるうまさ 応援」篇がオンエア。
このCMで使われている楽曲は、フランスのシャンソン歌手の
エディット・ピアフが歌う「水に流して」(Non, je ne regrette rien)です。「水に流して」はミシェル・ヴォケールが作詞、
シャルル・デュモンが作曲。1960年に発表したエディット・ピアフのカヴァーがヒットして以来、さまざまな歌手がカヴァーし、日本でも
金子由香利や
美輪明宏、
美川憲一らが歌っています。エディット・ピアフの歌唱ヴァージョンは、『
バラ色と黒の人生〜エディット・ピアフ生誕100年』(写真)『
ザ・ベスト・オブ・エディット・ピアフ〜生誕100年』『
ベスト・オブ・エディット・ピアフ』などのベスト・アルバムで聴くことができます。
CMでは、周囲の熱狂の声が遠のくようなスローモーションのシーンが印象的で、低速度で逆回転させた「水に流して」の音源を断続的に挿入した
クリストファー・ノーラン監督作、
レオナルド・ディカプリオ、
渡辺謙ら出演のアカデミー賞受賞映画『
インセプション』をも想起させます。そのほか「水に流して」は、映画やドラマ、CMでも多く使用され、この8月21日からオンエアされた、川沿いの朝焼けをバックに
石田ゆり子が歌う資生堂「エリクシール」のCM「40周年」篇も話題になりました。
なお、グローバルなポテトチップスブランド「プリングルズ」は、プリングル“ズ”と濁点がつくのが、正式な読み方のようです。
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