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「ロマンスの日」にはロマンスの歌を!

2024/06/19掲載
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「ロマンス」のことを歌っている有名な曲をおしえてください。
 老若男女問わず“本当に大切な人と極上の1日を過ごす”ことを推奨するとして、日本ロマンチスト協会が2008年より6月19日を「ロマンスの日」と制定。大切なパートナーとのホスピタリティ向上のためのきっかけとして、中長期的にはクリスマスやヴァレンタインに並ぶ国民的記念日として、日本文化に定着していくことを目指しています。6月19日としたのは、“ロマン(6)チッ(1)ク(9)”の語呂合わせからだそうです。

 そんな「ロマンスの日」だからこそ、“ロマンス”な楽曲を聴いてみてはいかがでしょうか。本来は“ローマ風の”“ローマ的な”という意味ですが、現在では“恋愛”に特化した意味で用いられるロマンス(Romance)。ひとくちに“ロマンス”な楽曲といっても、さまざまな種類がありますが、ここではロマンスをタイトルに掲げた楽曲の一部を紹介していきます。

 いつの時代も歌いたくなるテーマということもあって、日本の歌謡シーンでも多くの「ロマンス」が歌われてきました。そのままズバリ“ロマンス”をタイトルに掲げた曲も多く、1973年にはフォーク・グループのガロが「ロマンス」を発表しましたが、最も有名な「ロマンス」のひとつに挙げられるのは、岩崎宏美の「ロマンス」でしょうか。1975年にリリースした2ndシングルで、オリコンチャート1位のヒットを記録すると、岩崎は日本レコード大賞をはじめとする数々の音楽賞で新人賞を受賞。同年末の『NHK紅白歌合戦』に初出場し、紅組のトップバッターとして「ロマンス」を歌いました。岩崎の代表曲の一つとなったほか、多くのアーティストがカヴァーしたことでも知られています。同曲は『ゴールデン☆ベスト』などのベスト・アルバムや、セルフ・カヴァー・ベスト『MY SONGS』、筒美京平追悼企画アルバム『筒美京平シングルズ&フェイバリッツ』などで聴くことができます。

 83年には、郷ひろみが映画『禁じられた遊び』の主題歌となったフリオ・イグレシアス「愛のロマンス」を「ロマンス」としてカヴァー。郷と同様に“新御三家”と謳われた西城秀樹も、同年のシングル「ギャランドゥ」のカップリングに「ロマンス -禁じられた遊び-」のタイトルで発表しています。翌年には大江千里が5thシングルとして「ロマンス」をリリースしています。

 90年代以降もDREAMS COME TRUEをはじめ、原田知世PENICILLINBUCK-TICKJanne Da ArcBLANKEY JET CITYPRINCESS PRINCESSUAYEN TOWN BAND加藤ミリヤ神聖かまってちゃん井上苑子羊文学など数多のアーティストが「ロマンス」ないし「ROMANCE」のタイトルで楽曲を発表。近年でも2023年にJO1が「Romance」をリリースし、同曲は3rdアルバム『EQUINOX』でも聴くことができます。

 曲名に“ロマンス”がつく楽曲も枚挙にいとまがありませんが、多くのアーティストから愛されているのが、大橋純子の「シルエット・ロマンス」。作曲した来生たかおをはじめ、井上陽水石井竜也徳永英明坂本冬美島津亜矢JUJUMs.OOJAAcid Black CherryPENICILLINほかポップス、ロック、演歌など幅広いジャンルのアーティストにカヴァーされています。

 “ロマンス”をよくテーマにしているのが、KinKi KidsTHE ALFEE。KinKi Kidsは3rdシングル「ジェットコースター・ロマンス」や「エゴイスティック・ロマンス」「高純度romance」、THE ALFEEは「真夜中のロマンス」「Mr. Romance」「ロマンス・レイン」に高見沢俊彦の「千年ロマンス」と、“ロマンス・ソング”を次々と発表しています。

 上記以外の人気曲では、King & Prince「Amazing Romance」、乃木坂46「あらかじめ語られるロマンス」、Original Love「サンシャイン ロマンス」、ポルノグラフィティ「黄昏ロマンス」、チャットモンチー「バスロマンス」、桑田佳祐「本当は怖い愛とロマンス」、King Gnu「McDonald Romance」、SUPER EIGHT「乱れ咲けロマンス」、EGO-WRAPPIN'「満ち汐のロマンス」
AKB48「ロマンス、イラネ」、乃木坂46「ロマンスのスタート」、浜田省吾「ロマンス・ブルー」、幾田りら「ロマンスの約束」、氷室京介「Wild Romance」……といったように「ロマンスがありあまる」(ゲスの極み乙女 / 写真)ほどロマンス・ソングがあふれています。

 「ロマンスの日」という日にロマンスにまつわる楽曲を聴きながら、それぞれのシチュエーションで「ロマンスの神様」(広瀬香美 / 『Kohmi30th』などに収録)に触れてみるのも、いいかもしれません。
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