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ルックバック〜7月3日 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の曲といえば?

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)   2024/07/03掲載
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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマーティがギターを演奏した曲を思い出したいのですが……
 愛車「デロリアン」をドクことエメット・ブラウン博士がタイムマシンに改造し、主人公の高校生マーティ・マクフライが過去や未来へタイムスリップする、ロバート・ゼメキス監督によるSFアドヴェンチャー映画の金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、いまから約40年前の1985年7月3日に全米で劇場公開されました。公開するやいなやブームを巻き起こし、日本を含む世界で大ヒット。その後、1989年に『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』と1990年に『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』と続編も生まれました。

 映画の主題歌は、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「ザ・パワー・オブ・ラヴ」で、全米1位となるほか、アカデミー賞の歌曲賞にもノミネート。ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの代表曲として知られるところとなりました。映画ではヒューイ・ルイスはオーディションの審査員役としてカメオ出演もしています。同曲のミュージック・ビデオには、ドク役のクリストファー・ロイドがデロリアンに乗って登場。ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースがステージで演奏した後、道路にデロリアンがタイムスリップした直後の炎のラインが現れるシーンも描かれています。

 劇中でマイケル・J.フォックス演じる主人公のマーティが、プロム(高校最後の卒業パーティ)で指を怪我したギタリストに変わって演奏したのが、チャック・ベリーの代表曲の「ジョニー・B・グッド」。チャック・ベリーのダックウォーク、ザ・ベンチャーズを彷彿とさせるテケテケ・サウンド、ピート・タウンゼントのウインドミル奏法など、プロム当時はまだ登場していなかった“未来”に流行するロック・スタイルを繰り出して、バンドメンバーや観客たちを呆然とさせるシーンが印象的でした。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のオリジナル・サウンドトラック(写真)には、“マーティ・マクフライ・ウィズ・ザ・スターライターズ”名義で「ジョニー・B・グッド」が収録されています。

 また、映画のラストを飾った楽曲が、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「バック・イン・タイム」。“TO BE CONTINUED…”というロゴが現れ、「バック・イン・タイム」がフェードアウトするというエンディングも印象深いシーンとして記憶に残っている人も少なくないでしょう。当初は第1作のみの構想だったため、映画公開時にはなかった“TO BE CONTINUED…”は、2年後に映画がビデオソフト化された際に登場しました。

 ちなみに、“TO BE CONTINUED…”といえば、一時期SNSにて頻繁に投稿されていた“ここからどうなるのか”というタイミングでストップする動画に良く使われていたのも記憶に新しいところ。それらの動画のバックには、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のエンディング・テーマとなったイエスの「ランドアバウト」が使われていました。同曲はイエスの1971年のアルバム『こわれもの』(原題「Fragile」)に収録されています。

 なお、「ザ・パワー・オブ・ラヴ」「バック・イン・タイム」は、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのアルバム『FORE!』の国内盤や、
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース ジャパニーズ・シングル・コレクション-グレイテスト・ヒッツ』などでも聴くことができます。

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