子供たちをはじめ、老若男女に愛されている国民食のひとつ、カレーライス。1982年1月22日に学校給食創立35周年記念として、全国学校栄養士協議会が全国の小中学校の給食のメニューにカレーライスを提供したことから、1月22日は「カレーライスの日」に制定されています。その「カレーライスの日」にちなんで、カレーソングをいくつか紹介していきましょう。
「君も猫もみんなみんな好きだよ」で始まるのが、“エンケン”の愛称で知られる純音楽家、
遠藤賢司の「カレーライス」。遠藤が好きな猫とカレーライスを歌った曲で、1971年発表のアルバム『満足できるかな』に収録され、ヒットしました。翌年にシングルカットされ、10万枚のセールスを記録。その後、セルフカヴァーや、エンケン&カレーライス名義でバンド活動もしています。
「カレーライス」というタイトルの楽曲は、
KANや
熊木杏里、元
モーニング娘。の
田中れいなのバンドのLoVendoЯなども発表。
武田鉄矢らの
海援隊は、カレーライスを逆さにした「ライスカレー」という楽曲を1997年にシングル・リリースし、同曲はドラマ『コラ!なんばしよっと3』の主題歌にも起用されました。
真島昌利は、アルコールもタバコもやめられない“オレ”がカレーライスを作っていく様子を綴った「カレーライスにゃかなわない」を、
くるりは2001年のアルバム『TEAM ROCK』にて岸田繁のピアノ弾き語り曲「カレーの歌」を、
怒髪天は“こんな日は母ちゃんのカレーが食いてぇなァ”と歌う「ナンバーワン・カレー」をそれぞれ発表。どの楽曲もカレーライスへの愛が伝わってきます。
インパクトの大きなジャケット・ヴィジュアルやミュージック・ビデオでの“裸エプロン”姿で話題を呼んだのが、
ソニンの「カレーライスの女」。
EE JUMP featuring ソニン名義「WINTER-寒い季節の物語-」に続く、ソニン名義初のシングルとして2002年にリリースされました。
そのほか、モーニング娘。「踊れ!モーニングカレー」、
NEWS「愛はシンプルなカレーライス」、
SKE48(
Team E)「青春カレーライス」などアイドル・グループも“カレーソング”を発表。声優・アニメ界でも、『けいおん!』の劇中バンドの
放課後ティータイムが、少女の恋心をカレーライスになぞらえたパンクロック作風の「カレーのちライス」を、
豊崎愛生は、一番美味しいカレーライスが作れるようになりたい気持ちを綴った「マイカレー」を発表しています。
(写真は、2018年リリースのカレーライスオールスターズのシングル『
カレーライスのうた』)