サントリーが京都の老舗茶舗「福寿園」と共同開発したペットボトル緑茶「伊右衛門」のリニューアルに伴い、お笑いコンビ“バッテリィズ”を起用した新Web-CMが、2月19日より伊右衛門公式Xアカウントおよびサントリー公式YouTubeチャンネルにて公開されています。
CMでは、バッテリィズの2人がそれぞれ京都にゆかりのある偉人“近藤勇”“千利休”の姿に。味わいもパッケージも大刷新した「伊右衛門」の魅力を、コニカルな掛け合いと、穏やかな空気感とともに伝えます。監督を務めたのは、昨年のアニメ映画『化け猫あんずちゃん』のヒットも記憶に新しい
山下敦弘。山下監督は、2人に「近藤勇、千利休というキャラクターは意識せずにいきましょう」と声をかけたそうで、2人は「意識なんてできませんよ(笑)」「たしかに」とさっそく現場を笑わせたとのこと。CMは、雄大な五重塔をバックに「伊右衛門」を飲んだ後、エース「おれ誰ー!」「お前もっと誰ー!!」と絶叫する予告編をはじめ、11篇。現在「おいしなってる」篇、「勘違い」篇、「どう伝える」篇が公開中で、今後も順次公開予定。史実でのキャラクターを超えた2人のほのぼととした掛け合いが見どころです。
このCMシリーズで流れているのは、フォークとパンクを融合させたサウンドで人気を博すバンド、
ガガガSPがCMのために書き下ろした「ケセラセラ」です。バッテリィズの2人をイメージして制作され、複雑になりすぎた世の中に、心に余白をもって「気楽にいこうよ」と投げかける、「伊右衛門」が目指す世界観にも共通するテーマを持った同曲。聴いた人を前向きな気持ちにさせる歌詞も魅力です。
バッテリィズの出囃子にはガガガSPの楽曲「直球勝負の男」(2013年のアルバム『
くだまき男の飽き足らん生活』[写真]に収録)が使われており、今回の書き下ろしについて、エース「うれしいですね」、寺家「信じられないです。ほんまですか?最初に聞いた時ドッキリかなと思いました」とそれぞれ喜びをコメントしています。
先日、ガガガSPのベーシスト・桑原康伸が心不全のため44歳の若さで亡くなったことが報じられました。ファンを中心にいまだその死を惜しむ声がやまない中、サントリーは「楽曲のデモ作成中に訃報に接したものの、メンバーの意向を踏まえ、制作を継続し、公開する運びになった」と、追悼の意を表明するとともに発表しています。