3月5日は、女優、モデル、タレントとして活躍している今田美桜のバースデー。映画やドラマ、CMなど彼女を見ない日はないのでは？ と思うくらいさまざまなメディアに登場し、男女問わず人気を博している今田は、この3月末から『アンパンマン』の生みの親として知られる高知県出身（生まれは東京都）の漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルとしたNHKの連続テレビ小説『あんぱん』の主人公・朝田のぶ役を務めることで、大いに話題を集めています。

　以前は人気スター俳優への登竜門、現在は国民的女優の代表作にもなっている朝ドラのヒロインを務める今田は、高校時代に福岡で芸能活動をスタート。モデル事務所が打ち出した“福岡で一番かわいい女の子”のキャッチフレーズで注目され、2015年のドラマ『私は父が嫌いです』、映画『罪の余白』でそれぞれ初出演を果たしました。

　その後、上京し、映画やドラマ、舞台のほか、グラビアデビューも果たすなど多岐にわたって活動し、2018年のドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』では英徳学園の生徒でツインテールが印象的な“C5の紅一点。不動産王の令嬢”こと真矢愛莉役でブレイク。同年の映画『カランコエの花』で映画初主演を務めました。

　以来、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』の女子リーダー格の諏訪唯月役や『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』シリーズの新人看護師・大間正子役、大ヒットドラマ『半沢直樹』の浜村瞳役、朝ドラ『おかえりモネ』の神野マリアンナ莉子役などの人気ドラマに出演し、『悪女（わる）〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った？〜』では主役の田中麻理鈴役を演じました。映画では『東京リベンジャーズ』シリーズのヒロイン・橘日向に扮し、同作で日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞しています。

　近年は『いちばんすきな花』や『花咲舞が黙ってない』第3シリーズと主演が続き、この2月より“野心家の令嬢”黒龍キリカ / 桐姫役で出演したドラマ『トリリオンゲーム』を映画化した『劇場版 トリリオンゲーム』が公開。同作は3月2日までの公開17日間で観客動員数100万人突破、興行収入14億超の大ヒットとなっています。

　CM出演も数多く、妻夫木聡らと共演している「ジャンボ宝くじシリーズ」をはじめ、KIRIN「キリンビール 晴れ風」、コーセー「ファシオ」、AOKI「フレッシャーズ」、第一生命、楽天モバイル、ユニクロ、ジーユー、グロップなどさまざまな企業や商品広告に登場しています。

　また、いつくかのミュージック・ビデオ作品にも登場し、GENERATIONS from EXILE TRIBEのバラード・シングル「涙」や地元・福岡の3人組バンド“The LOVE”の「はじまりのうた」、テイラー・スウィフト「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」のカヴァーも話題となったMACOの「Sweet Memory」などで、その姿を確認することができます。最近ではVaundyの「走れSAKAMOTO」のスペシャルPVの最後にサプライズ出演。同ビデオは3月2日よりYouTubeにて公開されています。

　シリアスからコミカルな役までを演じ、モデルとしてファッションショーに出演、人気雑誌の表紙を飾るなど、さまざまな分野で目覚ましい活躍をしている今田の今後に、さらなる耳目が集まりそうです。

（写真は、2022年6月リリースの松本晃彦によるサントラ『日本テレビ系水曜ドラマ 悪女（わる） 〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った？〜 オリジナル・サウンドトラック』）