昨日行なわれた〈FUJI ROCK FESTIVAL’24〉の3日目に出演し、新曲から往年の名曲までを変わらぬ轟音ギターの魅力で披露したシューゲイザーの始祖、
ジーザス&メリー・チェイン。日本語が飛び交うMVも話題を呼んだ新曲「Girl 71」にて、お茶目な手つなぎデュエットを披露するなど話題を呼んでいます。この「Girl 71」が収録されている、今年3月発表のアルバム『
Glasgow Eyes』からは、同曲を含めて4本のMVが公開されていますが、最新作としては12曲目「Silver Strings」が5月に公開されています。
「Silver Strings」は、
スーサイドや
クラフトワークへの愛とジャズに見られる自由なスタイルによって、より聴きやすいものへと進化させたという新作『Glasgow Eyes』の中でも、前述のアーティストに通ずるエミニマルなレクトロニックなビートとメロディアスなヴォーカルが合わさった印象的なナンバー。
ミュージック・ビデオは、
ワイズ・ブラッドや
レモン・ツイッグスのMVも手掛けたAmbar Navarroが監督を務め、レトロな出で立ちの女性が荒涼とした砂漠で、ヴィンテージのファッション雑誌やアクセサリーに囲まれながら一人シャンパンを飲むというシュールな映像が展開。ジムとウィリアムのリード兄弟の演奏シーンも挟みつつ、象徴的な銀の紐を引きずりながら、物憂げにさまよう女性も印象的なMVとなっています。
この女性は、LA拠点の女性3人によるポストパンク / ニューウェーブ・バンド、Automaticのリード・ヴォーカルを務めるイジー・グラウディーニ(Izzy Glaudini)です。イジー・グラウディーニは、ジーザス&メリー・チェインが2022年の米・オースティンでのフェス〈LEVITATION〉に出演した際、「Just like Honey」でゲストヴォーカルとしてフィーチャーしています。
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