みずほフィナンシャルグループの「紙ヒコーキ(靴デザイナー)」篇のCMに関するお問い合わせですね。靴デザイナーを目指す男性が紙ヒコーキを投げ、それが飛行機のイラストに変化。その飛び立つ姿が象徴するように、10年後、男性も靴デザイナーの夢を叶え羽ばたいているというストーリーを、感動的に盛り上げているインストゥルメンタル曲。こちらの楽曲は、
ヴァンゲリスの「炎のランナー」です。
ヴァンゲリスはギリシャの作曲家で、1968年にアフロディーテス・チャイルドというバンドを結成し、ヨーロッパでビッグ・ヒットを記録していましたが、バンド解散後はソロとして活動。新たなモダン・エレクトロニック・ミュージック・ムーヴメントを築き、30年以上もその先駆者として活動を続けています。
「炎のランナー」は、オリンピックの100メートル走者の若者の苦悩を描いた映画『Chariots of Fire/炎のランナー』(81年)の
サウンドトラック(写真)として作られ、ドキュメント・タッチの作風を感動的に盛り上げ大ヒットを記録。実際のオリンピックの中継はもちろん、その他のスポーツの中継やドキュメンタリーでも多く使用され続けており、どこかで耳にされている方がほとんどではないかと思います。
ヴァンゲリスは、この他にも
『ブレードランナー』、
『南極物語』サウンドトラックなど多くの映画音楽を担当している他、2002年の日韓共催のサッカー・ワールドカップの
公式アンセムを書き下ろしたりしています。2003年に発売された生誕60周年を記念したベスト盤
『オデッセイ〜ザ・ベスト・コレクション』にはこちらの代表曲がすべて収録されていますよ。
みずほフィナンシャルグループのCM試聴はこちらの
公式HPからどうぞ。
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