こちらハイレゾ商會
第16回 ハイレゾでDJ
あちこちで書くのだが、僕が高校1年生だった1973年は、洋楽にとって最高の年だった気がする。歴史的なアルバムがつぎつぎと発売され、永遠の名曲がどんどん生み出された。せっかくだからその1973年の洋楽チャートをハイレゾで振り返ってみたい。ということで、今回はマキノマン・ジャックのDJでハイレゾを聴いてみよう。
ハーイ、マキノマン・ジャックだぜ(ダミ声)、みんな聴いているかい?
今日は1973年にタイムスリップだぁ。当時の「Billboard's Top 100」から、ナンバー・ワンに輝いた曲を、ハイレゾでお送りするぜ。気に入ったらe-onkyoでダウンロードしてみてくれ。
カーリー・サイモン 「うつろな愛」
(『ノー・シークレッツ』収録)
ということでぇ、まずはこの曲、1973年の1月8日付けチャートで1位になったのはカーリー・サイモン! 「うつろな愛」だあ! ハイレゾはジャケットが小さいから、彼女のチクビが見えない、なんて細かいことはなし、高音質でブッ飛んでくれ。
最高だったぜ、カーリー。3週連続ナンバー・ワンで世界中の男はイチコロだあ。
え、これらはまだハイレゾでない? なになに、
ポール・マッカートニー&
ウイングスの「マイ・ラヴ」のハイレゾもまだだけど、ポールはハイレゾになってきているから時間の問題だろうって? オー・マイ・ガー! おまえのケツに192キロヘルツ24ビットの高音質をぶち込んでやりたいぜ。
スティーヴィー・ワンダー 「サンシャイン」
(『トーキング・ブック』収録)
しかたねえ、スタッフのケツの穴はほっておいて、ハイレゾを聴こうぜ。5月19日付けで1位ならハイレゾである。またもスティーヴィー・ワンダーで「サンシャイン」だ。
ありがとう、ジョージ。
さあて、7月21日付けのチャート1位は
ジム・クロウチ「ルロイ・ブラウンは悪い奴」。すまねえ、こいつもハイレゾはまだ、おあずけだあ。
ダイアナ・ロスの「タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング」もおあずけ、だとよ。
ウイングス 「007 死ぬのは奴らだ」
(『007 - 死ぬのは奴らだ』OST収録)
マキノマン・ジャック、つぐないはさせてもらうぜ。そのかわり、その間2位で、1位になれなかった曲を紹介しよう。2位どまりとはいえ、こいつも、すんげえ曲だ。ウイングスの「007 死ぬのは奴らだ」。ハイレゾでいってみよう!
マーヴィン・ゲイ 「レッツ・ゲット・イット・オン」
(『レッツ・ゲット・イット・オン』収録)
イエィ、いいねえ、ポール。
さあて、お次は、ファンキーなお方、マーヴィン・ゲイだ。9月8日チャートでナンバー・ワンに輝いたのが「レッツ・ゲット・イット・オン」。素敵なあのコとゲット・イット・オンしながら聴いてくれ。
ローリング・ストーンズ 「悲しみのアンジー」
(『山羊の頭のスープ』収録)
いつ聴いてもイカすぜ、マーヴィンの声はよう。
それじゃあ、もう1曲セクシーな声をハイレゾでお届けしようか。ミック・ジャガァァー! ストーンズのバラードならこいつがピカいちだ。10月20日付け第1位で、「悲しみのアンジー」。
カーペンターズ 「トップ・オブ・ザ・ワールド」
(『シングルズ 1969-1981』収録)
イエィ、1973年のヒット曲がハイレゾでこんなに聴けるなんて、最高だぜ。いよいよ最後の曲だ。12月1日付け第1位はカーペンターズ!「トップ・オブ・ザ・ワールド」。カレンの声をハイレゾで聴いてくれ。
どうだった? ハイレゾで聴く1973年はよう。ゴキゲンな曲が、ハイレゾなら、なおさらゴキゲンさ。マキノマン・ジャック、また会う日を楽しみにしてるぜ。それまで、しばしのお別れだ。シー・ユー・ネクスト・タイム!
(1973年にはほかにもナンバー・ワンの曲があります、念のため)